USBの隠しファイルを表示する方法

多くの方から、フラッシュドライブに元々存在していたファイルが、何らかの理由で非表示になってしまったという声が寄せられています。しかし、Windows 11/10/7、Mac、またはLinuxでUSBの隠しファイルを表示することは、実は難しいことではありません。詳しい方法を見ていきましょう。

目次

フラッシュドライブのファイルが消えた理由

Windows 11/10/7でUSBの隠しファイルを表示する方法

1. アンチウイルスソフトを試す
2. ファイルエクスプローラーを使用する
3. フォルダーオプションから設定する
4. コマンドプロンプトを使用する

Macでフラッシュドライブの隠しファイルを見つける方法

1. ショートカットキーを使用する
2. ターミナルを使用する

LinuxでUSBドライブの隠しファイルを表示する方法

フラッシュドライブから隠しデータを復元する方法

まとめ

よくある質問

フラッシュドライブのファイルが消えた理由

対処方法を説明する前に、同じ問題が再び起きないよう、この状況が発生する理由を簡単に理解しておきましょう。

• ⚙️ 特定の設定を誤ってクリックしてしまい、ファイルのステータスが変更されることがあります。
• 🙂‍↕️ プライバシー保護のためにUSBドライブ内のアイテムを意図的に非表示にしたものの、それを忘れてしまった可能性があります。
• 🦠 マルウェア感染によってファイル構造が破損したり、設定が改ざんされたりすることがあります。
• ⚠️ フラッシュドライブのファイルシステムやブートセクターが破損し、データが見えなくなることがあります。
• 🚫 ファイル転送が予期せず中断された場合や、ドライブを安全に取り外さなかった場合にもこのようなエラーが発生することがあります。

Windows 11/10/7でUSBの隠しファイルを表示する方法

WindowsのPCを使用していて、USBドライブのファイルが見つからない場合は、一般的に次のような方法が考えられます。

方法1：アンチウイルスソフトを使用する

まれなケースですが、フラッシュドライブがマルウェアに感染している可能性も排除できません。Windows セキュリティ、Bitdefender、Norton 360、Avast Oneなどのツールでスキャンするだけで済みます。不審なものが見つかった場合は、削除または隔離してください。

方法2：ファイルエクスプローラーを使用する

WindowsのPCではファイルエクスプローラーを通じてコンテンツを非表示にできますが、その設定を忘れてしまうことがあります。しかし、フラッシュドライブをフォーマットしない限り、ファイルは常に存在しています。非表示項目を表示するには、以下の手順を試してください。

Windows 11の場合：

1. フラッシュドライブをPCに接続します。ファイルエクスプローラーを開き、上部メニューの「表示」オプションをクリックします。
2. メニューから「表示」を選択し、「隠しファイル」の状態を確認します。選択されていない場合は、クリックして選択します。
3. USBドライブに移動すると、見つからなかったファイルが表示されているはずです。それらは半透明の状態で表示されます。

Windows 10の場合：

1. USBドライブを開き、隠しファイルが含まれているフォルダーに移動します。上部メニューバーに「表示」タブが表示されます。
2. クリックすると、「隠しファイル」オプションが表示されます。このオプションが選択されていることを確認してください。

変更が適用されると、すぐにフォルダー内の隠しファイルが表示されます。

ヒント：Windows 7の場合、このオプションはプロパティメニュー > 表示タブにあります。

方法3：フォルダーオプションから設定する

この方法では、フラッシュドライブのファイルをより詳細に表示できますが、操作がやや複雑です。手順は以下の通りです。

1. Windowsの検索ボックスに「フォルダーオプション」と入力し、一覧から「エクスプローラーのオプション」をクリックします。
2. 2新しいウィンドウが開いたら、「表示」タブに切り替えます。
3. 「詳細設定」オプションで、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。

方法4：コマンドプロンプトを使用する

多くのユーザーがコマンドプロンプトでUSBの隠しファイルを表示する際に間違ったコマンドを入力し、目的を達成できないことがあります。正しい手順は次のとおりです。そのままコピーするだけで大丈夫です。

1. USBドライブをコンピューターのUSBスロットに接続します。PCが認識することを確認してください。
2. 「スタート」メニューをクリックし、検索バーに「cmd」と入力して、「コマンドプロンプト」を選択します。
3. コマンドプロンプトで「attrib -h -r -s /s /d #:.」と入力してEnterを押します。ただし、#:の部分はフラッシュドライブのドライブレターに置き換えてください。
4. このストレージデバイスを開いて、隠しファイルが再表示されているか確認します。

ヒント：CMDを使用して完全に削除されたファイルを復元する方法を知りたい場合は、こちらをクリックしてください。

Macでフラッシュドライブの隠しファイルを見つける方法

Macでもフラッシュドライブの隠しファイルを見つけることは難しくありません。以下に一般的な方法をご紹介します。

方法1：ショートカットキーを使用する

1. フラッシュドライブを接続し、Finderで開きます。
2. Command + Shift + ピリオド（.）キーを同時に押します。これで隠しファイルやフォルダがすぐに表示されます。
3. 半透明で表示されているアイテムの中に、失われたファイルがないか確認します。

ヒント：同じキーの組み合わせをもう一度押すと、再び非表示にできます。

方法2：ターミナルを使用する

これは、Windowsでコマンドプロンプトを使用して隠しファイルを表示する方法に似ており、macOSの上級者向けの方法です。

1. ターミナルを開きます。
2. 「defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles true」というコマンドを入力しEnterを押します。
3. 「killall Finder」と入力しEnterを押します。Finderが再起動し、すべての隠しファイルが表示されます。

再び非表示にしたい場合は、手順2のコマンドの「true」を「false」に置き換えてください。

LinuxでUSBドライブの隠しファイルを表示する方法

Linuxは主に開発者向けのOSですが、隠しデータの検索は簡単です。開発者でない方でも、以下の手順で簡単に操作できます。

1. ファイルマネージャーを開きます。
2. 右上の「オプション」をクリックします。
3. 「隠しファイルを表示」を選択します。"."（ドット）で始まる名前のアイテムが隠しファイルです。

上記の手順を省略して、キーボードショートカット「Ctrl + H」または「Alt + .」（ピリオド）を押すこともできます。また、ターミナルで「ls -a」と入力する方法もあります。

フラッシュドライブから隠しデータを復元する方法

まだUSBの隠しファイルを見つけることができない場合は、予想とは異なる理由で見つからないのかもしれません。意図せぬ削除や破損など、別の原因が考えられます。

このような場合、サードパーティのツールを使用するしかありません。ここでは、iBeesoft データ復元の使用をお勧めします。

1. MacとWindows用の各バージョンをダウンロードします。ダブルクリックし、内蔵ウィザードに従ってiBeesoft Data Recoveryをコンピュータにインストールします。
2. ソフトを起動します。最初の画面で、コンピュータと外付けハードディスクのすべてのパーティションが表示されます。リストからUSBドライブを選択してスキャンし、「消失したファイルを検索」をクリックします。
3. 進行状況が完了すると、見つかった隠しファイルが保存場所またはカテゴリ別に分類されます。プレビューして目的のファイルを特定できます。
4. 最後に、ファイルを選択して「復元」をクリックし、システムに保存します。

まとめ

USBドライブのファイルが隠しファイルになって見えなくなることで、多くのユーザーが不安を感じていることと思います。そこで、この記事ではすべてのシステムに対応する解決方法をご紹介しました。コマンドプロンプトなどの標準機能が使用できない場合でも、MacまたはWindows用のiBeesoft データ復元ソフトウェアを使用することで、ファイルの安全性を確保できます。

よくある質問